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2009.12.27

公園の砂場に多量のクギ、いたずら目的?(読売新聞)

27日午前11時頃、兵庫県尼崎市東園田町の西浦公園で、砂場に金属製のくぎが入った箱など が埋まっているのを清掃に訪れた男性(77)が見つけ、尼崎東署園田交番に通報した。 砂場近くの遊具の下でも、くぎ約60本が散乱しているのが見つかり、同署は威力業務妨害容疑 で調べている。

発表によると、くぎは長さ約3センチ。砂場には800本入りの紙箱3個と、ホチキスの芯が入った 紙箱4個が砂をかぶせられた状態で見つかった。26日午後には見当たらなかったといい、同署は26日夜~27日未明、何者かがいたずら目的で埋めるなどした可能性が高いとみている。 27日午後に長女(1)を砂場で遊ばせていた近くの主婦(28)は「もし子どもがけがでもしたら、ど うするのか。許せない」と話していた。

(2009年12月27日 読売新聞)

2009.12.27

ボランティアで遊具塗り直す徳島市で塗装工業会(徳島新聞)

徳島県内の塗装業者17社でつくる日本塗装工業会県支部は26日、地域の子どもらに喜んでもらおうと、徳島市津田海岸町の津田公園で遊具などを塗装し直すボランティア活動をした。

会員10人が、滑り台などの遊具六つとベンチ五つを塗装。塗装がはげ、さびが出た部分を紙やすりで削り、黄緑や赤、青など鮮やかな色で手早く塗り直した。 塗装ボランティアは15年ほど前から実施。公園の落書きを消したり、学校の塀を塗り直したりしている。

(2009年12月27 日 徳島新聞)

22009.12.26

幼稚園児遊具で死亡遺族と園側、和解協議へ(読売新聞)

長岡市の私立鵬(おおとり)幼稚園で2002年、園児の浅井翔ちゃん(当時3歳)が遊具で窒息死した事故の賠償責任を巡り、同園を経営する学校法人「ジュニアスクール」(山田イサホ理事長)と遺族側がそれぞれ起こした民事訴訟で、双方が和解に向けた協議に入ることが25日、わかった。

訴状によると、同園側は06年4月、在園契約の債務不履行責任を認めたうえで、遺族側への慰謝料約4800万円を超える賠償義務は存在しないことの確認を求めて新潟地裁長岡支部に提訴。これに対し、遺族側は同年11月、翔ちゃんが亡くなったことによる逸失利益や慰謝料など約1億円の損害賠償を園側に求め、同支部に反訴していた。

同園側の代理人は、読売新聞の取材に「一人の命が失われたことは間違いない。金額面などで遺族の希望に添えるよう、迅速に対応したい」とし、遺族側の代理人は「和解協議が入っていることは間違いないが、それ以上は申し上げられない」としている。

来年1月下旬に同支部で、和解の条件などについて話し合われる見込み。 この事故を巡っては、業務上過失致死罪に問われた園長の山田イサホ被告(86)と主任教諭の小林芳子被告(51)が、同支部の1審判決で有罪となり、無罪を主張して控訴している。

(2009年12月26日 読売新聞)

2009.12.23

バスケットゴール事故危険な不具合放置 担当者ら4人書類送検(読売新聞)

最も危険度が高い「AA」の不具合が放置された――。

今年4月、県草薙総合運動場体育館(静岡市駿河区)で、会社員藤井智章さん(当時29歳)(同市清水区)がバスケットボールのゴールの折りたたみ式支柱に首を挟まれて死亡した事故で、県警は22日、体育館の指定管理者である県体育協会の担当者ら計4人を業務上過失致死容疑で静岡地検に書類送検した。 ゴールに重大な不具合が見つかりながら手が打たれなかった体育館や設備の管理のあり方に、検察の捜査のメスが入る。

事故は4月1日午後8時55分頃発生。バスケットボールの練習を終え、後片づけをしていた藤井さんが、下降してきたゴールの支柱に首を挟まれ、死亡した。 ゴールは運動用具メーカー「セノー」(東京都品川区)製。支柱が「く」の字形に上下に伸縮し、高さを調節する。事故後、ゴールの支柱と、それを折りたたむ油圧式の「シリンダー」という部分を結合する「シリンダーハンガー」と呼ばれる部品が摩耗していることが判明した。シリンダーハンガーからシリンダーの先のロッドが外れ、ゴールが急激に下降したとみられる。

書類送検された4人はゴールにこうした不具合があると知りながら、修理したり使用禁止にしたりせず放置した疑いが持たれている。 捜査関係者らによると、セノーは年1回の定期点検で、2005年にシリンダーハンガーの摩耗を確認し、不具合の程度の中で最も重い「危険な状態になる恐れがあり、早急な修理・交換が必要」の「AA」と判定した。05年は指定管理者制度の導入前で、セノ ーは県の外郭団体の県総合管理公社(当時)に報告したが、修理されなかった。県は「担当者が当時を覚えていない」などとしている。

また、06年から指定管理者となった県体協グループに対しても、08年まで3回にわたって報告が上がったが、修理されなかった。 この場合、セノーから設備管理を担当するNTTファシリティーズに報告が行き、同社から施設運営をしている県体協に報告される。必要な費用によって県体協と県が協議し、合意すれば予算を県に上申することになっている。NTTファシリティーズは、「AA」ランクの不具合があることを県体協に報告したが、県体協から県に予算を上申する際には、修理項目のみが報告され、危険性には言及されなかったという。体育館事務所に常駐していた県体協の職員には、不具合自体が伝えられていなかった。

指定管理者制度は、民間のノウハウを活用してコスト削減を図り、利便性も向上させるのが狙い。県は2004年に導入し、現在静岡空港など42施設に適用されている。草薙体育館がある県草薙総合運動場では06年から、県体協グループに指定管理者を委託してきた。 委託しても、施設と設備は県の所有。県と県体協グループが結んだ協定書では、設備を修理する場合、費用が30万円未満の場合は指定管理者が、それ以上は県がそれぞれ修理費を負担することになっていた。事故原因とされた「シリンダーハンガー」の修理費用は約60万円で、県が行うべき修理だが、協定書では、「協議が整った場合のみ補修する」とされ、結果として修理は見送られ続けた。 設備の使用停止についても、協定書では「(指定管理者は)設備などの異常を発見した場合、直ちに適切な措置を講ずる」とあるだけ。具体的な対策や責任の所在についての言及はない。

同制度に詳しい檜森隆一・嘉悦大教授(公共経営学)は、「指定管理者制度を導入した施設で、設備が修理されず事故が起きたというケースはほとんど聞いたことがない」としたうえで、今回の事故について、「責任の所在を明確にしていれば起こり得ない事故。契約する前に、両者で細かい部分まで責任を明文化しないとうまくいかない」と話す。

事故後、県は「重量物の設置や片づけは職員が立ち合う」「安全点検のチェック表を作る」などの再発防止策を示した。それ自体無意味とは言えないが、今回の事故については県の担当者も「情報交換がうまくいかなかった」と認めている。制度の導入で当事者が増えた分、責任の所在があいまいになった面はないのか。組織間のコミュニケーションはスムーズにいったのか――。事故は多くの課題を浮き彫りにしたといえる。

(2009年12月23日読売新聞)

2009.12.23

滑り台事故で園長ら不起訴(中国新聞)

2008年11月、廿日市市四季が丘の私立くすのき幼稚園で、滑り台付き遊具で遊んでいた同市の会社員野田達司さん(40)の次女、かりんちゃん=当時(3)=が亡くなった事故で、広島地検は22日、業務上過失致死の疑いで書類送検された女性園長(78)と、いずれも20代の女性教諭2人の計3人を嫌疑不十分で不起訴処分にした。

地検は、手すりの先端に上着が引っかかる危険性について「明確に認識したとまで言えず、予見するのは困難だったと言わざるを得ない」と判断。「園庭に出て園児の行動を常時くまなく監視すべき注意義務があったとまでは認めがたい」とした。 かりんちゃんの母親陽子さん(35)は「納得できるものではない。これ以上は答えられる心境にない」と話した。

(2009年12月23日 中国新聞)

2009.12.22

公園が防災拠点に変身 
かまどベンチ、マンホールトイレ
(朝日新聞社)

ベンチが炊き出し用のかまどに、マンホールが仮設トイレに――。

一見何の変哲もない公園が、ひとたび災害が発生すると救援拠点に姿を変える。そんな公園が都市部を中心に増えてきた。小さな公園でも助成を受けられるようになり、関連設備の売り上げも伸びている。 この春、東京都新宿区の公務員宿舎跡地に、約70メートル四方の「富久(とみひさ)さくら公園」が開園した。近くの住民約30人の声をくんで設計。震災があったときの一時避難場所を想定している。 公園のベンチは、腰掛ける部分の木製の板を外すと二つの金属製の支柱がそのまま2基のかまどになる。

9月の防災訓練ではここで200人分のコメを炊いた。同区富久町中町会の遊佐和男さん(81)は「木造家屋が多い地域だから、地震が怖い。こういう公園ができて安心です」。 公園で子どもたちを遊ばせていた主婦の中島実和子さん(34)は「普通のベンチじゃないんですか? 全然気づきませんでした」と話した。 仕掛けはほかにも隠れている。マンホールを開くと、仮設のトイレに。水道が止まっても井戸水が用意されている。街灯は停電の時も使えるソーラー式だ。

千葉県市川市の工場跡地にある「大洲防災公園」は旧都市公団の整備事業で作られ、2004年に開園した。 サッカーグラウンド4面分の広さがあり、受け入れを想定する1万人の飲料水3日分(100トン)を地下の貯水タンクに蓄える。滑り台つきの遊具施設やあずま屋にテントシートを張ると、仮設の救護所に変身。「かまどベンチ」も点在し、マンホールトイレは40基を備える。同市はこの公園を参考にして別の地域にも同様の防災型公園を建設中で、来春完成する。

防災型公園は、1995年の阪神大震災の教訓から生まれた。余震による家屋の倒壊を恐れて公園に避難した住民たちからの「煮炊きができない」「トイレが使えない」「雨風がしのげない」といった声をヒントにした。 国は大型公園の防災設備費を半額助成することで整備を促進。地域防災計画に基づいた「防災公園」と認定されたものだけで全国で3700カ所完成(08年)し、その多くに貯水槽やかまどベンチなどの防災設備が整えられている。同計画外だがこうした設備をもつ公園はその数倍ある今年度からは、1ヘクタール未満の小さな公園でも都市部で条件を満たせば助成金がつくようになり、普及に弾みがついた。

公共いすメーカーのコトブキ(東京都千代田区)は01年からかまどベンチを販売している。最新作は、かまどになる脚部をカバーで覆い、普段は普通のベンチに見えるようにデザインした。鍋二つが使え、90分で300人分の豚汁を調理できる。 営業担当者によると、発売当初は売れ行きが芳しくなかったが、「ここ数年は中越沖地震や岩手・宮城内陸地震と続いたこともあり、自治体の関心が高まってきている。マンションや団地の敷地に、このベンチを置く例も増えています」。今年度は災害を想定した関連商品が前年度の2倍の売れ行きという。 日本公園施設業協会は「自治体の財政が厳しい時代に、安全のための設備は遊具よりも予算が通りやすい。その流れでメーカーも開発に力を入れている」と話している。(小山謙太郎)

(2009年12月22日 朝日新聞社)

2009.12.21

宮崎県の木材、教育用遊具に消費拡大目指して
加須小学校に寄贈
(東京新聞)

加須市の市立加須小学校が、地域のスギ材のPRを行う宮崎県から、同県産木材で作った遊具を寄贈された。 同校は、森林が二酸化炭素を吸収する機能を持つなど、児童への環境教育に役立てたい考えだ。

同県は、十八年連続でスギの出荷量が日本一だが、知名度の低さや出荷量の不安定さから利用が伸び悩む。 切り倒した木の二~三割しか利用されない現状があり、消費拡大を目指し、四年前からデザインコンクールを実施し、今年から首都圏でのPRをしている。

寄贈は、文部科学省で研修中の同小の教員が、宮崎県出身の上司と知り合ったのがきっかけ。 「首都圏の教育施設に作品を贈り、すそ野を広げたい」と申し出を受けた。 寄贈式では、昨年度のコンクールのグランプリ作品「ココでなにする?」と題された縦三メートル、横四メートルのトンネル状の作品などが贈られた。

福田孝夫校長は「木や地域について、いろいろと勉強してほしい」と呼び掛け。式の後、児童が早速、中をくぐったりして遊んでいた。

(2009年12月21日 東京新聞)

2009.12.21

廃材で岳山案内標識柱 府中市 経費削減、登山道に25本
(YOMIURI ONLINE)

府中市は19日、同市斗升町と上下町にまたがる岳山(だけやま)(約740メートル)の登山道に、頂上までの距離数などを記した案内標識柱25本を据え付けた。 経費節減のため、木製遊具の廃材を活用し、設置作業も職員有志35人がボランティアで担当した。

従来も案内表示はあったが老朽化したため、新たに整備することにした。杉の廃材で作られた標識柱は、高さ170センチ、直径20~15センチ、重さ20キロ。 場所の名前や頂上や登山口までの距離、矢印などを記した。

職員らは3ルートに分かれ、柱を交代で担ぎながら雪に覆われた山道を約3時間かけて歩き、事前に決めたポイントに柱を立てていった。

初めて登ったという、まちづくり課の信岡知典さん(33)は「しんどかったけれど、頂上からの眺めが良かった。多くの人に登ってもらいたい」と話していた。

(2009年12月20日 YOMIURI ONLINE)

2009.12.18

子どもプロジェクト発足 事故防止で消費者庁 (47NEWS)

公園での遊具事故など、子どもの不慮の事故による大けがや命を落とすことを防ごうと、消費者庁は17日、「子どもを事故から守る!プロジェクト」を発足した。

行政機関や企業と連携して事故の原因を調査し再発防止策に取り組むほか、インターネット上に子どもや保護者に事故防止を呼び掛けるサイト「キッズ・ページ」も開設する。

福島瑞穂消費者行政担当相が17日の閣議後記者会見で明らかにした。福島氏は「子どもの目線で社会を見回すと危険がいっぱいあるかもしれない。 消費者庁発足前は(省庁間で)分断されていたことを、横断的にやっていきたい」と述べた。

プロジェクトでは、こんにゃくゼリーによる窒息死などを防止するための法令がなかった「すき間事案」も対応を協議する。

(2009年12月17日 47NEWS)

2009.12.17

つり橋遊具を改修 鹿児島市 (YOMIURI ONLINE)

鹿児島市の公園の遊具で小学1年の男児(7)が首を挟まれた事故を受け、公園を管理している同市は16日、遊具の改修作業を行った。

事故が起きたのは同市荒田1の荒田公園にある、複数の木の板を鎖でつないだつり橋状の遊具。14日夕、男児は高さ約1メートルの踊り場付近で足を滑らせ、   踊り場とつり橋の板の間にある約15センチのすきまに落ち込んだ。首がはさまれる状態となったが、間もなく救出され、男児にけがはなかった。

同じ遊具では、3月18日にも、別の男児(5)が板と板のすきまにはまりこみ、警察官らに救助される事故が起きていた。 その後、市はつり橋の下に、落下防止のネットを設置していた。

16日、市は踊り場の板の一部を取り換え、板とのすきまを7センチに狭めた。同型の遊具は市内8公園に設置されているが、すきまを狭くする作業をしたのは、荒田公園だけという。

市公園緑化課は「事故が起き、多くの子どもが利用していることを考え、改修を決めた。他の公園の遊具については、利用状況を見ながら改修を判断したい」と話した。

(2009年12月17日 YOMIURI ONLINE)

2009.12.17

回転遊具…実はポンプ (YOMIURI ONLINE)

子供が遊ぶと、きれいな地下水がくみ上げられる――。遊具と連動させた給水ポンプがアフリカに広がってきた。 水くみの重労働から母親らを解放し、貧困解消にもつながる、と期待が高まっている。

公共水道のない南アフリカ北東部モレテレ村の小学校。休み時間の子供たちが、メリーゴーラウンドのような回転遊具に夢中になっていた。 蛇口からあふれ出る水を飲んでいたフランス・マタボエ君(11)は「氷のように冷たい水だよ」と声を弾ませる。

遊具の名は「プレー・ポンプ」。回転させると地中でシリンダーが動き、地下40メートルの水を吸い上げ、地上のタンク(2500リットル)にためる。 毎分16回転で1時間回せば、1400リットルの水が得られる計算で、使用電力はゼロ。約2500人が暮らす集落にも開放され、地域のオアシスとなっている。

「知人のポンプ技師が元気に遊ぶ子供の姿から、ひらめいた」。普及を図るヨハネスブルクのNGO「ラウンドアバウト・ウオーター・ソリューション」の トレバー・フィールド理事(58)が、1号機を開発した1994年当時を振り返る。

住民負担はない。約1万4000ドル(約123万円)の設置費は寄付で賄う。修理などの維持費は貯水タンクに張りつけた広告の収益をあてる。 世界銀行からの約17万ドル(約1500万円)の拠出や、米国の歌手ビヨンセさんら著名人の寄付も集まり、これまでに南ア、マラウイ、ザンビアなど南部アフリカを中心に約1500基を導入。 干ばつに悩むエチオピアやケニアなど、東アフリカでも設置が検討されている。ポンプができた農村部では、 何時間もかけて川や沼まで水くみに歩いた女性の負担が解消され、衛生的な水の飲用で病気も減ったという。

寄付を広く募るため、先進国の遊園地に置く構想も持つフィールドさんは、「プレー・ポンプを世界中に広め、貧困救済に貢献したい」と意気込んでいる。

(2009年12月7日 YOMIURI ONLINE)

2009.12.15

県立児童会館の大型滑り台撤去 (山陽新聞)

県立児童会館(岡山市北区伊島町)併設の公園で、40年以上親しまれてきた大型のローラー滑り台が撤去されることになり、14日、作業が始まった。
県は老朽化などを理由に挙げるが名物遊具の“引退”に地元などから惜しむ声が出ている。

滑り台は長さ約60メートル。岡山市街を見晴らす岩場の斜面をまっすぐに下る。1968年に設けられ、利用無料。 管理する市民団体などによると、親子2代で楽しんだり県外から訪れたりするファンもいるという。

公園は、この日から立ち入り禁止。業者がガスバーナーで手すりや支柱を焼き切り、次々と外していった。22日ごろ完了の予定。

公園内には89年設置の別の大型ローラー滑り台や、恐竜形の滑り台、ブランコなどもある。


(2009年12月14日 山陽新聞)

2009.12.10

各地で遊具事故相次ぎ、8人重傷 消費者庁が対策検討へ
(47NEWS)

ことし8月以降、全国の公園や学校で遊具事故が少なくとも計8件相次ぎ、子ども8人が重傷を負っていたことが10日、消費者庁のまとめで分かった。

管理者によって、補修や撤去など事故後の対応にばらつきが目立ち、消費者庁は事故防止に向けた新たな対策が必要と判断。 国土交通省、文部科学省、厚生労働省と連携し、遊具事故の原因を分析、情報を共有できる仕組みをつくりたい考えだ。

8件は、消費者安全法に基づき、地方自治体などから通知された。

費者庁の発足に伴って施行された消高知県では9月23日、高知空港内広場の雲梯で遊んでいた女児(7)が転落し右腕を骨折。溶接で固定されているはずのバーが回転し、手が外れた。

埼玉県鴻巣市の公園では、滑り台の上から男児(6)が転落し、頭の骨を折り、硬膜下血腫の重傷を負った。   土に覆われているはずのコンクリート基礎部分がむき出しになっていた。ほかに、学校や児童館、民間の広場でも事故は起き、いずれも骨折した。

事故後の対応は、(1)補修(2)点検方法の見直し(3)事故遊具を撤去―と管理者によってばらつきがあった。

(2009年12月10日 47NEWS)

2009.12.9

西東京子育てマップ 3月完成目標 (YOMIURI ONLINE)

西東京市の子育て支援サークルが、地元の公園、 児童館などの設備や遊具の情報を盛り込んだオリジナルの「子育てマップ」を作成する。
サークルのメンバーや公募中の父母が今月9日、マップ作りの講座を受けた後、街に取材に出る予定で、 来年3月の完成を目指す。

情報地図作成の話が持ち上がったのは昨年9月頃。
サークル「西東京子育てコム」代表のパート田中のり子さん(36)が、 公園から小児科医の情報まで記載された東久留米の「育児応援マップ」を見て、 仲間に「私たちも作りたいね」と呼びかけた。 武蔵野や府中で同じようなマップを作成した先輩ママからアドバイスも受けたという。

マップで取り上げるのは、西東京市内の計16か所の児童館、子育て支援施設や、特徴のある公園など。

幼児用の手洗い・便器、オムツ替えの設備、水飲み場、授乳設備、駐車場のほか、 遊具の種類、「特徴&おススメポイント」として、「芝生」、「電車が見える」、 「遊具が充実」などの項目をチェックし、「ビオトープ(生物生息空間)があって、水生生物の観察ができる」 「幼児専用ルームがあって安心して遊べる」といった口コミ情報も書き込む。

また、子供が公園で砂遊びをして手を洗う際にはチューブ式せっけん、 ベンチに座らせたりオムツを替えたりする時には古新聞が重宝することなど、 実体験をもとに役立つ情報も掲載する。 田中さんが長女で保育園児の柚き乃ちゃん(5)を出産した後、市内の遊び場も、 出産後の手続きについても、簡潔にまとまった資料がなかったため、自身で整理していたデータも参考にする。

マップ作りに参加する主婦南雲みささん(37)は 「2年前に引っ越してきた頃は知り合いもおらず、情報集めに苦労した。 今回集める情報が、少しでも多くの人に役立てば」と話す。

マップはA5判56ページ。500部作成する予定で、市役所などに置いてもらうよう交渉したいという。

9日の講座では、西東京、東久留米市などに配られている地域情報紙 「タウン通信」発行人の谷隆一さん(34)から記事の書き方、 写真の撮り方などの「いろは」を学ぶ。講座は谷戸公民館で午前10時から2時間半。 料金100円(資料代)。定員25人。
詳しくは、 →同サークルのホームページ (http://homepage3.nifty.com/mother/)へ。

(2009年12月8日 YOMIURI ONLINE)

2009.12.9

土柱の保存計画が未策定 旧阿波町、委員会設置も放棄
(徳島新聞)

阿波市阿波町の国指定天然記念物・阿波の土柱を保全するため、 文化庁が1997年に旧阿波町に求めていた保存管理計画が、未策定のままであることが分かった。
旧阿波町は策定委員会を設けて、計画作りに取り掛かったものの、途中で放棄していた。
土柱は現在、堆積(たいせき)土砂により埋没の危機にさらされており、 文化庁記念物課は「土柱には計画が必要で、早急に提出してほしい」としている。

保存管理計画は、天然記念物の指定地域一帯を乱開発から保護し、観光資源として活用するための指針。
文化庁が計画を認定すると、指定区域周辺の施設の設置や建て替えなどが制限できる。

旧阿波町教委は97年、土柱近くの市道沿いに遊具を備えた公園整備を検討。
文化庁の調査官らが現地調査した結果、整備を認める条件として保存管理計画の提出を求められた。

これを受けて98年4月、町教委は学識者14人で構成する委員会を設けて、計画策定に取り掛かった。
現地調査を経て年度内に策定する予定だったが調査は行われず、委員会は事実上凍結状態になった。

当時町教育長だった安友康夫さん(73)は「会合を重ねるうちに委員会の熱意が低下した。
指導が不十分で、責任を感じている」と話した。

昨年、計画が未策定であることに気付いた阿波市教委は現在、2012年度の計画策定に向けて準備を進めている。
しかし、旧阿波町時代に委託料約120万円をかけて作成した計画案は、現在の土柱と状況が違うため、 新たにやり直す必要があるという。

 土柱は100万年以上前の扇状地が隆起し、長い年月をかけて風雨の浸食を受けてできた自然遺産。
34年に国の天然記念物に指定されたが、30年ほど前から土砂が堆積し、土柱が埋没しかかっている。

(2009年12月7日 徳島新聞)

2009.12.2

フラワーランドに大型遊具 (中国新聞)

柳井市は、公園施設「やまぐちフラワーランド」(柳井市新庄) にロング滑り台や展望台などを備えた複合大型遊具を整備する。
日本宝くじ協会の助成事業を活用した総事業費は約4040万円。
本年度内の完成を目指す。

遊具は高さ約8メートル、幅と奥行き約30メートルで、園内東端に設ける。
円筒形の中央部分は3層構造で、
上部にらせん階段で登る展望台(高さ約5メートル)をつくる。
長さ約15メートルの滑り台、ネット渡り、屋根付き休憩所など約10種類を一体的に備える。

近くには大型遊具を備えた県健康運動公園「柳井ウェルネスパーク」がある。
差異化を図るため、幼稚園児から小学校低学年程度のより低年齢層をターゲットにし、 親子連れの交流拠点を目指す。

(2009年12月4日 中国新聞)

2009.12.2

テクノロジーネットワークス、同社社員が調布市から
「市政功労者」で表彰
(asahi.com)

テクノロジーネットワークス(山口舜三社長)は12月3日、 同社東日本事業本部 神奈川エリア技術センター 神奈川北工事センター 調布工事事務所の五十嵐康二氏が、 勤務中に遊具にはさまれて動けなくなっていた小学生男子を救出したとして、 11月1日に工事事務所のある調布市から「平成21年度調布市市政功労者」で表彰されたと発表した。

「調布市市政功労者」は、ボランティアや市民の安心・安全を守る活動、後世に残す文化の保存活動、 スポーツでの活躍など12分野にわたり功労した人々に授与されるもので、今年は71人8団体が受賞している。
今回表彰を受けた五十嵐氏は、協力会社のスタッフとともに、 6月17日、調布市飛田給の児童公園で遊具にはさまれて動けなくなっている小学生男子に遭遇。
消防車を呼び、協力して救出にあたった。
2人の適切な処置により児童は無事救出され、大きな怪我はなかったという。

(2009年12月4日 asahi.com)

2009.12.2

フラワーランドに大型遊具 (中国新聞)

柳井市は、公園施設「やまぐちフラワーランド」(柳井市新庄) にロング滑り台や展望台などを備えた複合大型遊具を整備する。
日本宝くじ協会の助成事業を活用した総事業費は約4040万円。
本年度内の完成を目指す。

遊具は高さ約8メートル、幅と奥行き約30メートルで、園内東端に設ける。
円筒形の中央部分は3層構造で、
上部にらせん階段で登る展望台(高さ約5メートル)をつくる。
長さ約15メートルの滑り台、ネット渡り、屋根付き休憩所など約10種類を一体的に備える。

近くには大型遊具を備えた県健康運動公園「柳井ウェルネスパーク」がある。
差異化を図るため、幼稚園児から小学校低学年程度のより低年齢層をターゲットにし、 親子連れの交流拠点を目指す。

(2009年12月4日 中国新聞)

2009.12.2

「佐賀マイスター」手ほどき 小学生がペンキで遊具塗装
(佐賀新聞)

多久市の中部小(塚本泰徳校長)の6年生30人が2日、卒業記念として校庭にある遊具のペンキを塗り替えた。
ペンキがはげ落ち、子どもたちの成長を見守り続けた遊具に再び輝きが戻った。
塗装技術の「佐賀マイスター」宮嵜香さん(53)=神埼市=が指導した。 遊具は丸太を組み上げた高さ約4メートルほどのピラミッド型「レインボープラザ」で、 設置から20年近く経っており、丸太の木目がむき出しになっていた。

児童らはまず、丸太の汚れや角に溜まった砂などをていねいにふき取った。
続いて赤、青、黄、白色の水性塗料を調合、ピンクや黄緑など鮮やかな約10色のペンキを上の方から順に塗った。

宮嵜さんは「塗り残しがないように」とアドバイス。
児童らは服や体にペンキがついても気にならない様子で、はしゃぎながら約2時間の作業をこなした。

田中秀和君は「思ったより上手に塗れた。後輩たちにも大切に使ってほしい」と笑顔。
宮嵜さんは「力を合わせて一つの作業をやり遂げる充実感を得てもらえれば」と話していた。

(2009年12月2日 佐賀新聞)

2009.12.1

不慮の事故防ぐ環境を-中央区/兵庫 (毎日jp)

救急医療体制のあり方について考える「県救急医療フォーラム」が29日、 神戸市中央区の県医師会館であり、医療関係者や市民らが参加した。 県医師会や県病院協会などで構成する県救急医療研究会の主催。

基調講演では「子どもの不慮の死を防ぐ」をテーマに、服部益治・兵庫医科大小児科学教授が講演。 服部教授は、日本の1~14歳の子どもの死因の1位は不慮の事故であり、 欧米に比較し事故死率が高い点を指摘。

「病気を予防するように、事故による傷害も予防可能」と述べ、 遊具の設計見直しやチャイルドシート装着率の向上など、子どもがけがをしない環境作りを呼びかけた。

その後のパネルディスカッションでは、看護師や消防関係者、住民代表らが、 救急車を呼ぶ前や到着までの対処法や、家庭での看護などについて発表した。

(2009年11月30日 毎日jp)

2009.12.1

ごみ投棄相次ぐ 生のアジ数十匹も (紀伊民報)

和歌山県田辺市稲成町にある県立自然公園、ひき岩群国民休養地「ライオンズの森」で、 ここ1カ月ぐらい、家庭ごみなどの不法投棄が相次いでいる。 25日には体長25~30センチほどのアジが数十匹捨てられていた。 同市環境課は「公園は公共の場所なので、ごみは絶対捨てないで」と呼び掛けている。

同公園の日常の管理は、近くにあるひき岩群ふるさと自然公園センターが行っている。 センター管理人によると、遊具近くの斜面や駐車スペースに放置されていることが多いという。 大きなものではトランク式のバーベキューセットと焼き肉用の鉄板(横約40センチ、縦約60センチ)、 数十本単位のビデオテープやDVD、10冊ずつまとめられた雑誌約200冊、 炊いたご飯が入ったままの炊飯器などがあった。 このほか、今年7月の大雨の時には、公園の池上流で過去に捨てられたとみられるテレビ3台が出てきた。

同公園では遊具のターザンロープのロープ部が盗まれるなどいたずらも絶えない。 市環境課は「トイレットペーパーなども頻繁に盗まれている。公園はみんなのもの。 モラルを持って大切に使ってほしい」と話している。

(2009年11月30日 紀伊民報)

2009.12.1

砂場ってどのくらい深いの? (exciteコネタ)

砂場で遊んだ記憶は、なぜかやけに懐かしい。

砂を集めて作った山、クネクネと溝を掘って作った川、
その川は山を貫いたトンネルとつながっていて……。
そしてそれらが、次の日無残にもつぶれてることさえ、今思えば懐かしい。

そんな砂場について、大人になってから疑問に思ってたことがある。
それは、どのくらいの深さなんだろう? ってこと。 遊んでいて、底にぶち当たった記憶はない。でも確実に底はある。 ずっと掘っていけば、何かにぶち当たるはずだろう、と。
一体どのくらいの深さなんだろう。
実際に公園で砂場を掘りまくるのは怪しすぎるから、幼稚園などの遊具を製作している、 遊景空間・創に話を伺った。
「当社で砂場を作る場合、砂の深さは30から40cmぐらいです」
そんな浅かったとは! 40cmっていえば、大人のヒザ下ぐらい。
子どものころ、もっと深く掘ってると思ってた。

じゃあ30~40cm掘った、砂場の底にあたる部分はどうなってるの?
「砂の層の下には、砂が流れていかないよう不織布(ふしょくふ)を敷いています。
さらにその下には、水はけをよくするための砕石を敷いています。
なので掘っていくと、不織布につき当たってしまいます」

砂場を製作してる数社に聞いたけど、やっぱり深さは30~45cm程度。
また底の部分は、砂の下に不織布を挟まず、砕石が敷かれてるだけっていう、簡単な作りの砂場も多かった。 植木鉢やプランターの構造と同じで、それだけでも問題ないという。

ところで、どうしてこんなに浅いんだろう。 大正時代の教育雑誌には“1尺5寸(約45cm)以上ないと困ります”と、深めにするようアドバイスされていた。 それが今は基本的に20~45cmが望ましいとされてる。

砂場が浅い理由について、2つの業者が教えてくれた。
「幼児はそれほど深く掘り起こさないですし、深くすると工事のとき時間も砂の量も必要になり、 コストがかさみます。だから浅くて充分なんです。
それに深くすることで水はけが悪くなり、砂が固くなったり、菌が繁殖するなど、 子どもにとって良くない面も大きいですよね」
「砂場の砂は、雨に流れることもあれば、砂場の外に砂を出す子もいますので、だんだん減っていきます。 そのため本来は砂をこまめに補充すべきなんですが、公園などで管理が行き届いていない場合、 砂場に大きな段差ができてしまう危険があります。 そのため、浅めにして事故を防いでいるというのも、理由のひとつです」

コスト面だけじゃなく、遊ぶ子どもたちのことを考えて、浅く作られていた砂場。
砂場が深かったような気がした記憶は、自分の体が小さかったからこそ、かもしれません。


(2009年11月27日 exciteコネタ)