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2010.2.27

公園でモクモクやめて…北区が方針 (読売新聞)

受動喫煙の訴訟受け 灰皿も撤去 画像の拡大 子供たちが集まる公園で、たばこの煙による「受動喫煙」の被害を受けたとして、住民の父娘から10万円の損害賠償を求める訴訟を起こされたことをきっかけに、東京・北区は児童遊園からの灰皿の全面撤去や、利用者に喫煙の自粛を求めることなどを決めた。

厚生労働省も今月25日、屋外でも子供が多く利用する場では、受動喫煙の防止策を取るよう自治体に促す通知を出しており、同様の取り組みが全国に広がる可能性が出ている。

東京・北区のJR赤羽駅近くにある区立赤羽公園。週末は親子連れが目立つ中で、ブランコ近くに設置された灰皿の周りには、紫煙をくゆらせる大人たちの姿があった。

「たばこを吸えるスペースは減っている。公園は子供たちだけのためのものではなく、一服できる場所があってもいいのでは」

一家6人で訪れていた喫煙派の会社員男性(40)はそう語ったが、5歳の長女を遊ばせていた女性(32)は「たばこの煙はとても気になる。子供に吸わせたくない」と迷惑そうだった。

健康増進法では、学校や官公庁など多くの人が集まる施設の管理者に、他人がたばこを吸うことによる受動喫煙の防止策を求めている。しかし、屋外の公園は対象外のため、路上喫煙が禁じられた愛煙家が“行き場”を失い、地域の公園が「喫煙所」になっているという声も聞かれる。

「子供の場所」  
北区は昨年11月、区内の会社員男性(31)と長女(3)から、公園の禁煙化と灰皿の撤去を求めてきたのに十分な対策が取られていないとして、10万円の損害賠償を求める訴訟を起こされた。東京地裁の審理では、「たばこの煙を吸わされ、目やのどなどの痛みにさらされた」と主張する男性に、区は「煙と痛みとの因果関係が不明」として訴訟では請求の棄却を求めている。  

その一方で、区はこの訴訟をきっかけに、灰皿が設置されている区内の49の公園や、20の児童遊園の運営を見直すことを決定。「子供のための場所で、喫煙できるのは理屈が通らない」(道路公園課)として、まず今月5日から、児童遊園の灰皿計32個の撤去を始めた。区立公園に設置された計314個の灰皿についても、遊具の近くは撤去し、利用者には喫煙の自粛を呼びかける方針だ。

他自治体でも  
厚生労働省が学校や飲食店などでの原則全面禁煙を求めた今月25日の通知には、公園や通学路など、多くの子供が利用する場所での受動喫煙の防止措置が必要という指摘も盛り込まれた。

同省が屋外での対策を促すのは初めて。佐賀県嬉野市でも昨年12月から27公園のうち10公園を全面禁煙とし、残る17公園では分煙化を図っており、他の自治体でも追随する動きが出るかどうか注目を集めそうだ。

(2010年2月27日 読売新聞)

2010.2.26

徳島・公園遊具火災:焼けた遊具、利用を再開 きょうから 
徳島
(毎日新聞)

県は25日、年明けに焼けて使用できなくなっていた徳島市大原町、日峯大神子広域公園「こども広場」の遊具の修理を終えたと発表した。26日から利用が再開される。

県都市計画課によると、今年1月5日にローラー滑り台の乗り場付近から出火、床や支柱が燃えた。原因は不明で、指定管理者の県建設技術センターが被害届を提出。不審火の可能性もあり、徳島東署が捜査を続けている。

(2010年2月26日 毎日新聞)

2010.2.22

男児が送風機に手を入れ中指に穴 釧路(北海道新聞)

21日午後7時40分ごろ、釧路市大川町2、釧路キャッスルホテルのイベント会場で、釧路管内厚岸町の小学1年の男児(7)が遊具の送風機に右手を入れ、中指に穴が開くなどの重傷を負った。
 
釧路署によると、遊具はビニール製の箱形のもので、中に子供たちが入って跳びはねるなどして遊ぶ。送風機は遊具に空気を送り込むために使われていたが、ホースが外れていた送風口に男児が右手を入れたところ、指にファンが当たり、中指のつめの部分に直径2ミリほどの穴が開き、人さし指と薬指にも擦り傷を負った。
 
この日、会場では市内のダンススクール主催のダンスイベントが開かれ、会場には幼児用の遊び場が設けられていた。男児は家族4人で来場。事故当時、付近で数人の子供たちが遊んでいたが、監視員はいなかったという。

(2010年2月22日 北海道新聞)

2010.2.21

公園の遊具、安全で長持ちに 県が計画策定へ(信濃毎日新聞)

県は2010年度、若里公園(長野市)、南信州広域公園(下伊那郡売木村)など県が管理している全9カ所の公園の遊具などを安全に長持ちさせるため、維持管理や補修を計画的に行う「公園施設長寿命化計画」の策定に着手する。遊具の更新時期を遅らせ、コスト削減につなげる狙い。全国で遊具に指を挟むといったけがの事例が目立っていることから、事故防止の観点からも点検を進める。
 
県にはこれまで、遊具などを予防的に管理、補修するための独自指針がなく、公園ごとに随時対応していた。
 
10年度は、若里公園、南信州広域公園と、駒場公園(佐久市)、風越公園、飯田運動公園(飯田市)、松本平広域公園(松本、塩尻市境)、烏川渓谷緑地(安曇野市)の計7公園について、遊具などの傷み具合を調査。専門業者に委託し、今後の修繕や施設更新の進め方を定めた計画を策定する。県は10年度当初予算案に調査委託費1400万円を盛った。補修などの必要性が高い施設があれば、11年度に着手する。
 
11~13年度は、7公園の遊具以外の施設のほか、飯田運動公園、長野運動公園(長野市)、伊那運動公園(伊那市)で管理する各野球場についても調査を行い、計画を策定する予定。
 
県都市計画課は「予防的な対策を取ることで、遊具をより長く安全に使えるようにしたい」としている。

(2010年2月21日 信濃毎日新聞)

2010.2.13

和田山中央文化公園:雑誌、空き缶…ごみ箱じゃない 
朝来市「マナー改善を」 /兵庫
(毎日新聞)

◇雑誌、空き缶、傘… 芝生も削られ  
朝来市和田山町玉置の和田山中央文化公園で、ごみが放置されたり、芝生が傷つけられるなどの問題が相次いでいる。管理にあたる市職員が注意すると食ってかかるケースもあるといい、市はマナー向上へ取り組みを始める予定だ。【吉川昭夫】

◇一週間で53キロ回収、警察と連携し対応  
公園は和田山ジュピターホールや図書館、公民館、芝生、遊具などがある市民の憩いの場となっている。犬のふんが放置されたり、雑誌や弁当の食べかす、空き缶、傘、カミソリの刃などが捨てられており、今月3~10日に回収した量は約53キロあったという。  芝

生は筋状に何カ所も痛んでおり、ゴルフクラブの素振りで削り取られたとみられる。電話ボックスの破損やトイレの落書きも多く、職員のいない夜間や休日に被害に遭うケースがほとんどという。  

市は「マナーに問題があるのは一部の利用者だけ」としており、朝来署などと連携して対応にあたる考えだ。〔但馬版〕

(2010年2月13日 毎日新聞)

2010.2.11

手軽に筋トレ、ストレッチ 世田谷区が健康遊具マップを作製
(東京新聞)

公園や緑道でウオーキングをするついでに筋力トレーニングやストレッチにも取り組んでもらおうと、世田谷区が健康遊具がある場所などを記したマップを作製した。まずは二万部を作製し、羽根木公園(代田四)の梅まつり会場や区の出張所などで配布する。 (沢田千秋)

健康遊具は毎年十基程度が増設されており、区内には全部で百四十六基ある。今回のマップは同区の北側半分を記載した北部版で、四十四カ所の公園、広場、緑道の百十四基を紹介している。今後は南部に重点的に健康遊具を設置し、将来的には南部版も完成させる予定という。

健康遊具は、背もたれが湾曲した背伸ばしベンチや足をひっかけられる棒が取り付けられた腹筋ベンチのほか、回転する円盤に乗って腰やウエストをひねるツイストボード、鉄棒、ぶら下がり棒など八種類。マップでは遊具の使い方や効果がイラストや写真で分かりやすく掲載されている。

また、運動量に応じて三種類のモデルコースを例示。お年寄りなどのんびり散歩したい人には、羽根木公園から北沢川緑道をへて赤松公園(赤堤四)に至るルートを。じっくり体力づくりをしたい人には、健康遊具が多数設置され距離も長い上北沢公園(上北沢二)から希望丘公園(船橋七)へのルートがお勧めという。

区公園緑地課は「遊びやスポーツなど好みや体力に合わせ、歩きながら楽しんでほしい」としている。

(2010年2月11日東京新聞)

2010.2.2

ぐるっと県内:創立50年記念し市に遊具を寄贈
中津市・積水化成品工業 /大分
(毎日新聞)

積水化成品工業大分工場(中津市犬丸)はこのほど、中津市に保育遊具の「マイカントリーハウス」と「グリルキッチン」(計10万円相当)を寄贈した。本社(大阪市)が創立50周年を迎えた記念事業の一環。 寄贈遊具は教育福祉センター(同市沖代町)内の桜っ子広場(75平方メートル)に設置され、子どもたちは、ハウスに入って寝ころんだり、ママのまねして、オーブンなどで料理ごっこして遊んでいる。

永野憲二郎工場長は「今後とも、地域の人に信頼される企業をめざします」と話している。 桜っ子広場は、子育て家庭の支援のため、親子が気軽に集まり、交流する場。冬は床暖房になり、安心して子どもが遊べると好評だ。月~土曜(火曜は休み)の午前9時半~午後4時、利用可。問い合わせは子育て支援課(0979・22・1129)まで。

(2010年2月2日毎日新聞)

2010.2.1

滑り台20m飛ぶ、鹿児島・南九州市で竜巻?(読売新聞)

1日午前9時20分頃、鹿児島県南九州市頴娃(えい)町付近で、竜巻とみられる突風が発生し、住宅6棟の窓ガラスが割れたり、瓦が持ち上がったりしたほか、ビニールハウス14棟が壊れる被害が出た。

同市頴娃町の勝縁(しょうえん)保育園(田宮日出男園長、72人)では、強化プラスチック製の滑り台(高さ約2メートル、重さ約100キロ)が約20メートル飛ばされ、近くの住宅の屋根にぶつかり、庭に落ちた。園の建物に被害はなく、屋内にいた園児ら約70人にけがはなかった。遊具が落ちてきた住宅の主婦(55)は「天井から『ドカン』という音がして、飛行機でも落ちてきたのかと思った」と驚いていた。

隣の南さつま市加世田高橋でも、ビニールハウス15棟が倒壊。県によると、両市で計約1万9100平方メートルのハウスが被害を受けたという。 鹿児島地方気象台によると、九州南部を進む低気圧に暖かい空気が流れ込んだ影響で積乱雲が発達、竜巻が起きやすい不安定な状況だったという。同気象台は同日午前8時25分~同11時20分に奄美地方を除く同県全域に竜巻注意情報を出した。

(2010年2月1日読売新聞)