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2010.09.27

ハチの大群、運動会を襲う 石和南小 園児ら15人刺される(山梨日日新聞)

笛吹市石和町の石和南小で25日、運動会を見に来ていた保育園児2人と保護者13人がミツバチとみられるハチの大群に刺される被害に遭った。15人はすぐに保健室で治療を受けた。いずれも軽傷のもよう。児童らは競技の準備中で別の場所に待機していたため無事だった。ハチ騒ぎで運動会は約30分中断。教職員らが駆除して競技を再開した。

同校や保護者などによると、同日午前10時40分ごろ、同校校庭で教職員が綱引きの準備をしていたところ、校舎北側からハチの大群が飛来。校庭中心部を通り過ぎた後、東側観覧席近くの遊具で直径約30センチから10センチ程度の団子状の密集体形を複数作った。近くにいた保護者らが興奮したハチに腕などを刺された。ハチは観覧席のシートに座っていた保護者らの上を飛び交い、一時騒然とした。大きさなどからミツバチの可能性があるという。教職員らが、殺虫スプレーや掃除機などで駆除した。

一部始終を目撃した5年生の女子児童は「ハチは一気に来た。真っ黒い固まりで怖かった」と驚いた様子。男子児童は「刺された子が痛そうにしていた」と話していた。嶌本三夫教頭は「学校周辺にハチの巣はなく、大群に驚いた。刺された方が軽傷だったことは不幸中の幸い」と話した。

ハチの生態に詳しい「八ケ岳南麓日本みつばちの会」の柴田武会長によると、大群の襲来は、群れがキイロスズメバチに襲われて避難したり、巣の環境が悪化して別の場所に巣づくりするケースが考えられるという。柴田会長は「刺された人はアレルギー症状を発症する可能性もあるので注意してほしい」と話している。

(2010年9月26日 山梨日日新聞)

2010.09.23

日本平動物園の遊具事故:「初の事故」一転、05年も同様事例 静岡市が謝罪 /静岡(毎日jp)

静岡市駿河区の市立日本平動物園の遊具「ローラースライダー」(ローラー式滑り台)で3歳の男児が足を骨折した事故に絡み、市は22日、同様の事故が05年にも起きていたと発表した。ねんざも1件あったという。このため市は遊具の安全性を確認するため2週間をめどに使用を取りやめる方針を示した。

男児の事故は10日に起きたが、市は13日まで公表せず、遊具が00年にできて以来、初めての大きな事故だと説明。安全性に問題はないとして使用を続ける方針を示しており、市の安全管理に関する意識が問われる事態となった。

市の22日の説明によると、05年6月にけがをした市内の男児の親からメールで指摘を受けた。男児は当時3歳で、遊具を滑走した際、足を骨折し全治2カ月半と診断された。当時の担当職員からもこの事故があったことを確認できたという。

しかし、この事故についての報告書は園内で見つかっていないといい、市は「文書を作成していないのか、紛失したのかは調査中だ」と説明した。また、園内で管理している事故報告書を調べたところ、05年2月、当時2歳の女児がこの遊具でねんざしていたことが判明したという。

(2010年9月23日 毎日jp)

2010.09.23

アスレチックで男性重傷の落下事故、ロープにいたずらの可能性も/相模原(神奈川新聞)

相模原市立相模原麻溝公園フィールドアスレチックで20日、遊具の丸太に固定されていたロープが外れ、男性(40)が約3メートル下に落下して重傷を負った事故で、ロープが外れやすいようにほどかれていた可能性があることが、22日までに相模原南署の調べで分かった。同署はいたずらの可能性もあるとして、原因を調べている。

同署などによると、ロープは本来、丸太に2重に巻き付けられた上に、鉄製のかすがいで位置が固定されていた。しかし、事故当時、ロープは丸太からほどかれて、かすがいだけで固定されていた疑いがあるという。ロープに切れた跡もなかった。

市みどりの協会は、毎日遊具を目視で確認していたが、異常は発見できなかった。8月16日に行った月1回の点検の際は、異常はなかったという。同協会は事故を受け、現在はアスレチックを閉鎖している。

(2010年9月23日 神奈川新聞)

2010.09.22

アスレチックのロープ外れ落下、男性が重傷/相模原市立公園(神奈川新聞)

20日午前10時20分ごろ、相模原市南区麻溝台の市立相模原麻溝公園フィールドアスレチックで、大和市の男性会社員(40)が、ロープを使って壁伝いに地上に下りようした際、固定していたロープが外れ、3メートル下に落下した。男性は両手首と腰の骨を折る全治3カ月の重傷を負った。

公園を管理する市みどりの協会によると、遊具は「山のぼり」と呼ばれるもので、丸太を組み上げた壁をロープで上ったり下りたりして楽しむもの。

ロープは三つの鉄製のかすがいで丸太に固定していたが、事故後に同協会の職員が確認したところ、すべて外れていた。同協会は、開園前に毎日遊具を確認しているが、同日には「異常は見あたらなかった」という。

事故を受け、同協会は同日午後1時にアスレチックを閉鎖してほかの遊具も点検。21日以降、設置した市内の業者の点検のもと、安全が確認されるまで閉鎖を続ける。

(2010年9月20日 神奈川新聞)

2010.09.14

遊具から火/相次ぐ釧路市内の公園被害(釧路新聞)

9日午後11時55分ごろ、釧路市中島町の柳町公園内にある複合遊具施設から火が出ているのを、付近住民が発見し、110番通報した。火は約10分後に鎮火し、木製の床板約0・15平方㍍を焼いた。けが人などはなかった。釧路署では、器物損壊事件とみて捜査している。同市内の公園では、6月ごろから水道の蛇口が破壊されたり、ベンチや遊具が燃やされるといった被害が続いており、同署や公園関係者は付近住民に注意を呼び掛けている。

(2010年9月11日 釧路新聞)

2010.09.08

井の頭公園を1割拡張 東京都、3年後めど(日本経済新聞)

東京都は井の頭公園(武蔵野市、三鷹市)を1割拡張する。今年度中に三鷹市内の約4ヘクタールの用地を取得、これを活用して、早ければ3年後をめどに西園部分を4つのゾーンに再編する。野球場や子供向け広場を新たに設置する方針だ。上野公園などと並ぶ主力都立施設を整備し、地域のにぎわい創出などにつなげる。

井の頭公園の広さは約38ヘクタール。今回拡張するのは、南に隣接する約4ヘクタールで、都は2010年度中に用地を買収する。早ければ 11年度中に工事に入り、2~3年かけて整備する方針だ。

同公園は井の頭池周辺、御殿山、西園、第2公園に分かれている。拡張部分は西園に隣接しており、合わせた約12ヘクタールを「スポーツ・レクリエーションの森ゾーン」「樹木ふれあいエリア」「健康エリア」「文化・交流エリア」の4つのゾーンに再編する。駐車場も100台程度増設する。

都の計画案によると、拡張部分は「スポーツ・レクリエーションの森ゾーン」とし、テニスコートや野球場などの運動施設を建設する。施設の利用予約などを受け付ける管理施設のほか、更衣室を備えた建物も新設する予定だ。

現在、テニスコートがある区域は子供向けの遊具広場にする。隣接するグラウンドと合わせて「健康エリア」として、エリア内にジョギングコースや健康遊具も配置する考えだ。

「文化・交流エリア」は年間60万人程度が訪れる「三鷹の森ジブリ美術館」とその周辺地区で、野外コンサートができる広場などを整備する計画だ。

「樹木ふれあいエリア」は玉川上水沿いの区域で、鳥類が生息し、雑木林が広がる現在の自然環境や景観を維持する。整備費や具体的なスケジュールは今後つめる。

井の頭公園周辺には飲食店や商業施設も多い。貸しボート場のある井の頭池や若手芸術家らの出店が並ぶ「アートマーケッツ」には休日を中心に若者が訪れる。園内の都立動物園「井の頭自然文化園」は09年度の来場者が約73万人で、ここ5年間で20万人近く増えている。

(2010年9月8日 日本経済新聞)

2010.09.08

メルマガで子ども事故減らせ=消費者庁が携帯サイト開設(時事ドットコム)

誤飲による窒息や遊具からの転落など子どもが被害に遭いやすい事故を減らそうと、消費者庁は年齢別の注意すべき事項や安全チェックリストをまとめた携帯サイトを開設した。事故予防に関する豆知識を、携帯電話に配信するメールマガジンも発行。8日午後から登録を受け付ける。

同庁の調査では、子育て中の母親はパソコンを開く時間や余裕がないことが多く、よく見られる携帯サイトで注意を呼び掛けることにした。

メールマガジンは「たばこを誤飲した事故の際、水や牛乳を飲ませるとより重い症状になる」など事故予防の豆知識を週1回配信。子どもの年齢や月齢別のリンクを張り、利用者が自分の子どもに合った情報を調べられるよう配慮した。

今後は、全国で起きた子どもの事故や子どもに関係ある製品のリコール情報など内容を充実させる方針。

同庁は登録者数3万人を目標にしており、保健所や保育所などで登録を呼び掛けられるよう関係省庁と協議している。サイトのアドレスは http://www.caa.go.jp/m

(2010年9月8日 時事ドットコム)

2010.09.03

四日市市:公園で健康増進を 子供向け遊具→高齢者用も 設置を拡大 /三重(毎日jp)

四日市市は、子供の遊び場として整備してきた公園や緑地に、高齢者向け健康遊具を設置し、幅広い年代の利用促進を図っている。今年度中に同市富田一色町の「海浜緑地」に健康遊具4、5台を新設するため、9月補正予算案に事業費300万円を計上した。

市街地整備・公園課によると、市内には大規模な緑地を含め、都市公園が412カ所あり、民有地を開放している公園を合わせると約500カ所に上る。公園にはブランコや滑り台、砂場など子供向け遊具が設置されているが、少子化の影響で利用者は減少傾向で、都市公園法も「児童公園」の種別名は「街区公園」へ変更された。

一方、近年の健康づくり機運の高まりや高齢化により、市民からは公園に健康遊具の設置を望む声も多い。同市は08年度、住民の要望に応え、同市羽津の「霞ケ浦緑地」に、座って反り返ることができるベンチやぶら下がって背筋を伸ばす健康遊具など約10台を整備した。高齢者に好評なことから、設置公園を増やすことにした。さらに「海浜緑地」では地元住民の希望を聞くなどして機種を選定して設置し、利用状況を見て、その後も他の公園へ拡大する方針だ。

石田茂人課長は「公園は遊び場、憩いの場、社会参加の場など多様なニーズに応えてきたが、今後は軽スポーツと組み合わせた健康増進を図る場としても期待されている」と話している。

(2010年9月2日 毎日jp)

2010.09.01

公園の落下樹木で男性けが「管理怠った」と三セク提訴(北海道新聞)

旭川市内の常磐公園で折れた樹木が落下して頭にけがをしたのは、公園を管理する同市の第三セクター「旭川市公園緑化協会」が管理を怠ったのが原因だとして、市内の無職の男性(63)が30日までに、協会に対し、約2350万円の損害賠償を求めて旭川地裁に提訴した。

訴えによると、男性は2008年9月、市内中心部の常磐公園の歩行者用通路を歩いていたところ、頭上から樹木が落下し頭を直撃、さらに転倒し地面にも頭を打ち、頸椎(けいつい)ねんざや心的外傷後ストレス障害などを負ったという。

原告側は「半ば腐った樹木を放置したため事故に至った」と主張している。

同協会は「不法行為がないことを法廷で明らかにしたい」としている。

(2010年8月31日 北海道新聞)

2010.09.01

国東の園児転落事故:市が和解方針 /大分(毎日jp)

国東市国東町の市立幼稚園で08年5月、女子園児(当時4歳)がジャングルジムから転落、左の腎臓を摘出する大けがを負った事故で、市は760万円余りの損害賠償金を支払うことで和解する方針を固めた。9月6日に開会する市議会に和解議案を提出する。

市は責任を認めて昨年9月、女児側に治療費や慰謝料などとして、いったん691万円を支払う方針を決めた。だが、和解交渉がまとまらず、女児側が875万円の損害賠償を求めて大分地裁杵築支部に提訴していた。今回の和解が成立すれば、市は支払い済みの治療費などを除く450万円を支払う。

(2010年8月31日 毎日jp)

2010.09.01

損壊のジャングルジム、再開 上京のちびっこひろば(京都新聞)

京都市上京区の「ちびっこひろば」にあり、子どもたちに親しまれている球形ジャングルジムが今夏2度、何者かにひっくり返された。上京署は、器物損壊事件として捜査する一方、パトロールを強化した。安全確保のため、地元は一時、撤去も検討しただけに「残せてよかった。早く犯人を見つけて」と願っている。

ひろばは、同区黒門通下長者町下ルの町共有地。ジャングルジム(直径2メートル)は市が約40年前に設置し、西白銀町町内会が管理している。7月中旬にひっくり返され、上京区が遊具の脚6本をコンクリートで補強・修理し、毎夜住民が見回っていたが、今月13日に再び横倒しにされた。

町内会が上京署下立売交番に通報すると「巡回は強化するが、取り締まりは難しい」との回答だった。区を通じて再度相談したところ、同署は「子どもの遊具だけに、重点的に捜査し、再発防止に全力を挙げる」とした。

町内会は、警察がいったん捜査は難しいとしたことで「再発の恐れがある」と一時、撤去も検討した。捜査開始を受け、より頑丈な補強を行って再び遊べるようにした。

藤原直樹町内会長(63)は「遊具が直り、子どもも喜んでいる。しっかり犯人を見つけて諭してほしい」と話している。

(2010年8月31日 京都新聞)