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2010.12.22

大垣公園遊戯広場:改修へ 複合遊具やLED灯設置、来年3月中旬完成 /岐阜(毎日jp)

大垣市中心部の大垣公園遊戯広場が改修され、災害時に仮設テントとして活用できる大型複合遊具や、夜間でも安心して避難できるように太陽エネルギーを利用した発光ダイオード(LED)灯が設置される。完成は来年3月中旬。

昨年度から2カ年計画で実施している大垣公園改修事業の一環。現在の複合遊具は20年前に設置したもので、老朽化しており、新しい遊具に切り替える。新遊具は、大垣城の堀や輪中などをイメージした楕円(だえん)形(内径10~12メートル)で、現在の約1・2倍の大きさ。中央に空間があり、遊具にシートをかぶせれば救護などに利用できる仮設テントになる。

LED灯は公園西側の出入り口に設置し、災害時に避難者を安全に誘導できるほか、救援活動が円滑に行えるようにする。環境に配慮して広場の既設電灯のうち7基もLED灯に更新する。遊具には部分的に間伐材を使用する。

(2010年12月17日 毎日jp)

2010.12.15

1.6ヘクタール防災公園 大田原に(読売新聞)

大田原市の中心市街地に防災機能を持つ約1・6ヘクタールの多目的公園が2012年春オープンする。ふだんは公園として利用するが、災害時には約2000人分の一時避難場所、備蓄基地となる。同市をはじめ県内各市町では、災害時用食糧等の備蓄倉庫などを整備しているが、防災目的を兼ねた公園を整備するのは県内で初のケースとなる。

公園予定地は、同市中央2丁目にあった日本たばこ産業の旧大田原営業所跡地1万6438平方メートル(約5000坪)。同市が今年3月、5億7138万円で売買契約を結んだ。周辺は市中心市街地で住宅が密集しているが、災害時の一時避難場所は近くになく、約1キロ離れた同市体育館や大田原小を一時避難場所に設定、備蓄倉庫はない。このため同市は、同跡地を防災機能を持つ多目的公園として整備することにした。

計画では公園には遊具広場、防災関連施設、イベント広場、憩いの広場、多目的広場の五つのゾーンに区分。非常時に防災施設にも転用が可能な設計が特徴で、例えば遊具広場のコンビネーション遊具はテントに、防災関連施設に作るあずま屋は災害時にはテントをかぶせて避難場所にし、ベンチはかまどとして使用する。

イベント広場に設置する循環型の噴水は、井戸水を利用、断水時にも対応できる。憩いの広場はイベント時や非常時に臨時駐車場にする。多目的芝生広場の地下には、防火水槽、雨水排水施設、非常用マンホールトイレを設置。公園2か所に非常食や毛布など備蓄倉庫付きトイレを設置する。

公園周囲は1周500メートルの散策路とし、高低差のある芝生の土手を設け、燃えにくいモチノキやコナラ、クチナシなど防火樹を、中央にはシンボルツリーを植栽する予定だ。

同市建設部では今月中に実施設計を終え、事業費約3億1380万円で年度内に発注し、来年度中の完成を目指す。また、中心市街地活性化策として、公園の一部をバスターミナルとしての活用も考えている。

千葉県市川市では今年4月、2か所目の防災公園が完成。広さは大田原市の約2・3倍の3・7ヘクタール。8月下旬には別の防災公園で、市民参加による首都直下型地震に備えた防災訓練を実施した。大田原市総務部でも「完成後は、市民参加による防災訓練なども検討したい」と話している。

(2010年12月15日 読売新聞)

2010.12.10

万人にやさしい公園へ 二宮町 吾妻山公園バリアフリー化整備(タウンニュース)

憩いの場所として親しまれている二宮町の吾妻山公園。現在同公園の再整備計画が進められている中、先行してトイレのバリアフリー化工事がおこなわれている。

年末から年明けにかけて、山頂に咲く菜の花を目当てに多くの観光客で賑わいを見せる吾妻山。菜の花シーズン以外でも、散策などで年間約30万人が訪れている。しかし、散策路などが整備されているとはいえ、急な階段や勾配の激しい坂道を登らなくてはいけないため、高齢者や足の不自由な人たちにとっては難しい。また、フェンスやベンチ、施設などの老朽化も進んでいることから町は再整備をすることにした。

先行して工事が始まったのはトイレのバリアフリー化。計画では、土壌浸潤方式の環境対応型のトイレを新設する。また、休憩ピクニック広場に建替えるトイレは自己完結方式の環境対応型トイレを計画しており、今年度中の完成を予定している。そのほか、管理棟はバリアフリーの観点から場所を移し再整備や身障者に対するサービスとして、管理棟脇に許可制の駐車場を設置し中里口から管理棟まで許可車両による移動を可能にする。また、劣化した舗装やフェンスほかの再整備、高齢者や身障者等の通行に向けた歩きやすい園路の新設、安全に配慮した遊具の設置などが計画されている。

現在は基本計画を元に詳細を詰めており、今年度中に実施計画がまとまる予定だ。完成は平成25年度を予定している。町では、「より多くの方が安全に安心して楽しめる公園にするため再整備を計画しました。ご理解、ご協力をお願いします」と話している。

(2010年12月10日 タウンニュース)

2010.12.9

全国の遊園地で落下物調査…コースター事故受け(読売新聞)

遊園地「東京ドームシティアトラクションズ」(東京都文京区)のジェットコースターで5日、ボルトが落ちて下にいた女児がけがをした事故を受け、国土交通省は8日、全国の遊園地が落下物への安全対策を講じているかどうかを確認するよう、所管する自治体に調査を求めた。

同省によると、全国では約300の遊園地がジェットコースターを設置しているが、部品の落下は想定されていないため、防護ネットなどの設置は義務付けられていない。しかし、同省は安全のために多重的な対策を取る必要があるとして、落下物対策を取っていない遊園地には今後、改善指導を行うという。

同省はまた、遊園地を運営する東京ドームに対し、再発防止策を提出するよう指示した。同社は事故後、ジェットコースターの運行を休止している。

(2010年12月9日 読売新聞)

2010.12.9

コースターからボルト落下、女児けが 東京ドームシティ(asahi.com)

5日午後0時35分ごろ、東京都文京区後楽1丁目の遊園地「東京ドームシティアトラクションズ」で、「遊具からボルトが落下した」と来場者から110番通報があった。警視庁富坂署によると、走行中のジェットコースターの金属部品が落下して地上で跳ね返り、近くにいた都内の小学3年の女児(9)の右脇腹に当たった。女児は軽い打撲。同署は事故原因を調べている。

同署によると、事故が起きたのは人気アトラクション「サンダードルフィン」。同日午後0時20分ごろ、車両が安定して走行するように取り付けている装置を固定するボルトが突然折れ、約13メートル下の地面に落下した。折れたボルトは長さ約26センチ、重さ約200グラムあったという。

ジェットコースターは24人乗り。事故当時、ほぼ満席だったが走行に影響はなく、乗客にけがはなかった。女児はレールの真下にある飲食店などが並ぶエリアを、家族と一緒に歩いていたという。

同園によると、遊具は一日2回点検しており、この日も午前8~10時ごろに車両やレールを点検したが異常はなかったという。今年1~2月には車両の部品をすべて分解して整備していた。

同園は事故直後からサンダードルフィンの運行を休止した。再開の時期は未定という。このアトラクションは2003年5月に営業を開始したといい、08年4月には車両前部のカバーを取り付けているボルトが落下する事故があった。この時もボルトが来場者の男性に当たったが、けがはなかったという。

(2010年12月5日 asahi.com)

2010.12.9

落下防止具が破損 / 突風でゴンドラ加速、衝突か(読売新聞)

射水市の富山新港に建設中の新湊大橋(全長約600メートル)で3日、工事用ゴンドラが40メートル落下し、乗っていた作業員の男性2人が死亡した事故で、ゴンドラを支えるレールの端に付けられた鋼鉄製の落下防止具が破損していたことが4日、県警などによる実況見分でわかった。突風にあおられたゴンドラが激しくぶつかり破壊したとみられる。県警などはゴンドラが動いたメカニズムを解明する。

ゴンドラは、幅約18メートル、高さ約9メートル、奥行き約6メートル、重さは約13トンで、橋の下側にあるレールに滑車でぶら下がり、モーターで東西方向に移動する。工事関係者によると、レールの端には滑車とゴンドラをつなぐ支柱を受け止める落下防止具と、二重の滑車止めが施してあった。だが、4日の実況見分では、支柱を受け止める落下防止具が地上に落ちているのが見つかり、車輪を止める滑車止めは曲がっているのが確認された。

一方、高岡労働基準監督署によると、橋の上で2人とともに作業していた男性の話から、作業は落下場所から約75メートル西側で行われていたことも判明した。男性は実況見分の際に「異常な速度で動いていた」と話したといい、ゴンドラは通常の分速数メートルを大幅に上回る速さでレールに沿って東側に滑ったとみられている。

事故が発生した3日午後1時50分頃には、現場に取り付けられた風速計は最大瞬間風速30メートル以上を記録。橋が中央部分から東西に向かって下り傾斜になっていることに加え、予想を超える突風が吹いたことで、ゴンドラが加速した可能性が高いという。

捜査関係者によると、ゴンドラのモーターは、スイッチを切っていればブレーキの役割も果たすため、専用のブレーキ装置はついていない。ゴンドラ内で操作する仕組みのため、県警などは、事故当時の機械の状態を調べる。

4日の実況見分は、県警や高岡労働基準監督署の職員約35人が、午前9時半頃から4時間にわたり実施。落下の危険があるパイプなどを取り除き、地面にたたきつけられたゴンドラやレールの部分などを調べたほか、施工業者から話を聞くなどした。

(2010年12月5日 読売新聞)

2010.12.9

学校遊具事故 ブランコが最多(NHKニュース)

子どもが学校の遊具でけがをした事故を研究機関が分析したところ、ブランコで遊んでいて事故に遭うケースが最も多いことが分かり、専門家は対策の必要性を訴えています。

分析は、東京・江東区の産業技術総合研究所の西田佳史さんらのグループが行いました。西田さんらは、文部科学省の関連団体の「日本スポーツ振興センター」が集めた、平成19年に全国の学校で起きた遊具の事故およそ1万8千件を分析しました。それによりますと、最も事故が多かったのはブランコでおよそ4400件、次いで長いはしごの「うんてい」がおよそ3400件、滑り台がおよそ3200件となっています。ブランコの事故を詳しく見ると、骨折がおよそ1000件あって、中でもブランコのチェーンの隙間に指を挟んで骨折する事故が多いことがわかりました。こうした事故は、チェーンをゴムで覆うなどの簡単な方法で防ぐことができますが、学校現場に危険性が十分に周知されていないということで、分析した西田さんは「学校以外に公園などでも危険性を認識して、対策を進める必要性がある」と話しています。

(2010年12月5日 NHKニュース)

2010.12.9

骨折:女児が岩倉峡公園の遊具不備で伊賀市が示談12万円支払う/三重(毎日jp)

伊賀市西高倉の岩倉峡公園で5月、老朽化した遊具で遊んでいた女児(8)が転落して右手を骨折する重傷を負い、市が家族に約12万円を支払って示談していたことが分かった。市は近く、遊具を更新するとしている。

市都市計画課によると、事故は5月3日午後1時半ごろ。大津市から家族と訪れていた女児が「うんてい」(高さ2・5~1・8メートル、長さ6・7メートル)にぶら下がったところ、固定されているはずの握り棒が回転。はずみで女児は右手をついて転落、手首を複雑骨折し全治約4カ月の重傷を負った。遊具は使用禁止になっている。

市は9月24日に家族側と示談。治療費などとして約12万円を支払った。

同課によると、遊具は92年に設置。耐用年数の目安は10年だが、昨年12月の定期点検では異状はなく、使用を継続。今年度以降、園内の遊具12基を2年かけて更新する予定だった。同課は「修繕や更新を進めたい」としている。

(2010年12月4日 毎日jp)

2010.12.9

「エア遊具」事故防止、国が初の使用指針策定へ(読売新聞)

空気を入れて膨らませ、子供が跳びはねるなどして遊ぶ「エア遊具」の事故が全国で相次いでいることを受け、消費者庁は近く事故情報の収集に乗りだし、使用指針を策定する方針を決めた。

エア遊具は、既存の法律の枠組みに当てはまらない、いわゆる「すき間事案」で、国による実態把握も行われてこなかった。このため、同庁が消費者安全法に基づき、対策を進めることにした。すき間事案について同法による対応が行われるのは初めて。

メーカーなど20社で作る「日本エア遊具安全普及協会」(東京)によると、エア遊具は、テント用の幕の中に空気を吹き込み、滑り台やトランポリン、ドームなどに成形したもの。欧米で開発され、空気を抜いて移動できる手軽さから、十数年前から公園や商業施設などで広く使われるようになった。ただ、金具やおもりで地面に固定していないと、風の影響で横転しやすい。エア遊具の利用者の子供がけがをする事故は、読売新聞の調べでは2000年以降、少なくとも8件起きている。

先月23日には、滋賀県高島市の市立公園で開催されたイベントで、遊具が突風で横倒しになり、滑り落ちた子供3人が顔や胸を打つなどのけがをした。このほか、08年7月には愛知県蒲郡市で、09年2月には宮城県川崎町でも、子供が骨折するなどしている。

(2010年12月3日 読売新聞)

2010.12.2

ゴール転倒 学校で10人死亡(NHKニュース)

全国の小中学校や高校にあるサッカーやハンドボールなどのゴールが倒れて、子どもが重傷を負う事故が、平成に入って20年間で少なくとも39件起きて、10人の子どもが死亡していたことが分かりました。専門家は「学校で起きた事故の情報を分析し、再発を防ぐ仕組みを国などが作るべきだ」と指摘しています。

これは、文部科学省の関連団体の独立行政法人、日本スポーツ振興センターに届けられた、学校で起きた事故の報告について、平成元年から20年までの内容を、NHKが分析してまとめたものです。それによりますと、全国の小中学校や高校にある、サッカーやハンドボール、バスケットボールのゴールが倒れて、10人が死亡し、29人が体の機能に障害が残る大けがをしました。原因は、子どもがゴールにぶら下がったため倒れたものが27件、突風で倒れたものが5件で、いずれもゴールをしっかり固定していなかったことが原因とみられています。学校で起きた事故は、日本スポーツ振興センターが情報を毎年冊子にまとめていますが、事故の詳しい状況が記されていないうえ、学校現場にはほとんど配られていないため、事故の情報が有効に活用されていないのが現状です。これについて、子どもの傷害予防について長年研究している山中龍宏医師は「過去に起きた事故の情報を分析して、多くの学校現場で共有し、再発防止に生かす仕組みを、国などが作るべきだ」と話しています。

(2010年12月2日 NHKニュース)